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メルセデス・ベンツ W140 ( リダイレクト:メルセデス・ベンツ・W140 ) : ウィキペディア日本語版
メルセデス・ベンツ・W140[めるせですべんつだぶりゅー140]

メルセデス・ベンツ・W140(''Mercedes-Benz W140'' )は、ドイツ自動車メーカーであるダイムラーメルセデス・ベンツブランドで展開しているSクラスの、3代目モデルである。W140はそのコードネーム。1991年から1998年まで製造・販売された。なお、そのモデル名称は販売期間中に大きく変更されており、注意が必要である(後述)。
派生モデルとしてクーペタイプ(C140)が登場している。なおロングボディ仕様には別途「V140」というコードネームがあるが、通常はそれも含め「W140」と呼ばれる。
== 概要 ==
W140(以下、V140も含む)は、メルセデス・ベンツが有名な「最善か無か」(''Das Beste oder nichts.'' )というスローガンに象徴される、妥協無き車造りの理念(およびその結果としての高コスト体質・製品の高価格化)のもと車造りをしていた最後の車であるとも評されている。以降のW220からは、品質とコストの狭間での苦悩が見られる。
W140には通例通りセダンに標準ボディ仕様とロングボディ仕様が設定された。そのボディサイズは先代W126から大幅に拡大され(全長で100mm、全幅で65mm、全高で50-60mm)、なおかつデザイン自体にも強い威圧感が与えられている。その巨大さとデザインゆえ、ドイツ本国をはじめとするヨーロッパでは「環境破壊車」などと批判を浴び、販売台数は低迷した。しかし逆に日本では、その押し出しの強さから販売好調であり、次期型(W220)登場後もしばらくは人気が高かった。しかしW140の販売低迷はアメリカでも同様であり、そのことがW140の世界的不人気ぶりを端的に表している。なおメルセデス・ベンツ自身はW140のボディ拡大の理由を「人間の平均身長が伸び続けているから」と述べていた。
39年間メルセデス・ベンツに在籍し、デザイン部門のチーフを務めていたブルーノ・サッコは、『Automobile』誌とのインタビューのなかで、自身の手によるW140のデザインが、結果として彼の理想より4in(約10cm)全高が高かったとし、痛恨の作だったことを明かしている〔Q&A: Mercedes-Benz's Bruno Sacco (英語)〕。
グレード名称は、前期モデルはエンジンのおおよその排気量の数字上3桁+モデル名称を示すアルファベットの列(Sクラスの"S"+インジェクション仕様の"E"またはディーゼルエンジンの"D"+ロングボディの"L"またはクーペボディの"C")を付加する、当時のメルセデスの流儀に則ったもの(300SD、500SEL、600SECなど)であった。
中期モデルからは名称が変更され、当時の他のメルセデス同様、モデル名称"S"+排気量を示す数字3桁(S320、S500L、S600クーペなど)に改められた。ただし、クーペおよびロングモデルには、前期のようなそれらを示す符号は後部エンブレムに付加されない(S500もS500LもS500クーペも、エンブレムは全て同じS500)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「メルセデス・ベンツ・W140」の詳細全文を読む




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